神癒技術者訓練（Divine Healing Technician Training [DHTT] ）
1997年ミネソタ州ダルース市でのDHTT（日本語訳）
By Curry Blake
John G. Lake Ministries
セッション13
マニュアルを持っていれば、セッション3を開いてください。癒しは贖いに含まれていることを学んでいきます。知る必要があることは2つだけです。一つ目は、癒しは神の御心であるということ。2つ目は、癒しはキリストによる贖い中に含まれているということです。もし、2つ目のポイントの癒しは贖いの中に含まれていることを知っていたら、いつも癒しは神の御心であることが分かります。とても単純な理由です。もし癒しが御心でないなら、神は癒しを贖いのうちに含むことによって、すべての人に与えることはしなかったでしょう。贖いのうちに含まれているものは何でも、いつも神の御心です。私達はすでに贖いのうちに含まれているものを神に願う必要はありません。それらのものを神に求める必要はありません。ただ何が贖いに含まれているかを知り、それが現実になるように強く主張する必要があるだけです。
サムラル氏はいつも人々に、「これをする必要があります。」や「これをしてください」と伝える時に、もしある人が、「ではそのために祈ってみます。」と言うと、サムラル氏は、「祈る必要はないです。私はもう祈り、主はそれをしなさいと言いました。なので、行ってそれを行いなさい。」と答えました。彼が事を行う時はこのような感じでした。私達は聖書より神の御心を知り、一度それを知れば、その御心を行います。一度決めたら、後戻りすることはしません。
スロフェニキア人の女性の話を覚えていますか？（マルコ7:24－30）その女性は悪魔に憑かれた娘を持っていて、イエスのみもとにやって来ました。しかし、イエスは子犬にパンを与えるのは良くないと言いました。そうですよね？イエスは地上において神の本質の完全な現われでした。（へブル1:3）その当時の、地上においての神の声でした。彼が言ったことはすべて神のことばでした。ですので、イエスがその女性に子犬に子供たちのパンを与えるのはよくありませんと言うことにより、彼女の願いを拒否したことを意味します。イエスがこのようなことを言った事には理由があります。イエスは神がアブラハムと結んだ契約を、罪のいけにえと福音を、まず最初にユダヤ人にもたらし、それから、その後異邦人達にもたらすことによって成就しようとしていたからです。それがイエスが異邦人達のもとに行くことはできなくて弟子達に、「異邦人の道に行ってはいけません。イスラエルの家の失なわれた羊のところへ行きなさい。」（マタイ10:5）と言った理由でした。これがイエスはあの当時にその女性の願いを拒否した理由です。このことについて考えてみてください。イエスは地上においての神の声であって、その神の声が彼女の願いに否（NO）と言いました。もし今の大半のクリスチャン達が彼女の立場であったら、恐らく、「神が‘否’というなら仕方がない、それが神の御心です。」と諦めるでしょう。そして、振り返って去って行ったことでしょう。しかし、彼女はそのようにはしませんでした。代わりに彼女は、「そのとおりです。しかし、子犬でさえもパンくずはいただきます。」と言いました。それは彼女が、「あなたは否と言いますが、私は娘が癒されるまでは去りません。」と言ったことと同じです。そうですよね？つまり、彼女はイエスの言ったことと反対のことを言いました。彼女は「あなたは否と言いますが、私は娘を癒してもらいます。」と言いました。これについて考えてみてください。彼女は、「私は神のことばの否を否として受取りません。神のことばを否としては受取りません。私はその否を答えとしては受取りません。」と言いました。そしてイエスは、「女よ。あなたの信仰は偉大です。」と賞賛しました。何故でしょうか？彼女は否と言うことによって、偉大な信仰を持ちました。でも多くの人は病気やわずらいに苦しむことによって偉大な信仰を持つと考えます。ある人達は、祈っても癒されなかった経験を理由に、病気やわずらいといった苦しみに耐えることが偉大な信仰であると考えます。まず第一に、祈っても癒しが起きないので、それが神の御心だと考えるのは大した高慢です。
また、ある人が悪霊を息子から追い出してもらう為に、弟子達のもとに来た話を覚えていますか？（マタイ17：14－20）でも、弟子達はその子から悪霊を追い出すことはできませんでした。そして、イエスは「その子を私のもとへ連れてきなさい」と言いました。そして、イエスはその子から悪霊を追い出して、その子を癒しました。これより癒しは神の御心であったことが分かります。でも、弟子達はその子を癒すことはできませんでした。そうですよね？ですので、祈っても癒しが起きないからと言って、それが神の御心であると言うことはできません。時には癒されるために戦い、必要なことは何でもする必要があります。
ある時カリフォルニア州から帰ってくる時に、たしかニューメキシコ市に立ち寄って、1枚のＴシャツを買いました。「これこそ私のためのＴシャツだ。」と思いました。私が野菜などは一切食べない事を話しましたね。このＴシャツの後ろにはこう書いてあります。「私は野菜を食べる為に食物連鎖の頂点にまでは上りませんでした。」（笑）。
私達にはこのような大胆な姿勢が必要です（笑）。私達と癒しの実現（神の約束の成就）との間に割って入ってくるような、その約束の成就を邪魔しようとする問題を取り除こうとする時、「否」を答えとして受け入れない姿勢を持つことが必要です。福音書に書いてある時代の当時は理由があってイエスは「否」と言わなければなりませんでした。しかし、彼はもうそのような立場にはいません。神はキリストの贖いに含まれている約束には「否」と言うことはできません。キリストにあってのすべての約束はしかりです。（IIコリント1:20）「否」はありません。「待て」もありません。「待て」と言うのは悪魔だけです。何故なら、悪魔は人々を待たせれば、彼らは大抵、諦めることを知っているからです。ですので、何でも神の約束に「否」というものは、それは神からのものではありません。ある人は、「では、どのようにして神の約束であると知ることができるのですか？」と尋ねます。それが贖いの中に含まれているなら、それは神の約束です。
仕事を変えたり、引っ越す為に何処か新しい場所に行く時には、実際に何処に、いつ行くかを知るほうが良いのではないかと思います。そうしなければいけないとは思いません。でも誰でもいつ、何処に行くかを計画したいものだと思います。
ある人が電話で、「カリー兄、ＯＸに来てくれませんか？そして、神癒技術者訓練を行ってくれませんか？そのために祈ってもらえませんか？」と言うとします。その時に私は答えます。「いいえ、私は祈りません。私は行きます。」人々はそれに対して言います。「本当にいいんですか？祈らなくても大丈夫ですか？」私は言います。「はい、大丈夫です。行きます。」それでも彼らは言います。「でも、祈ってみたらどうですか？」私は答えます。「何故なら、聖書には全世界に出て行ってと書いてありますが、私はまだ全世界に行ってはいないからです。あなたが招いてくれた所には私はまだ行った事はないので、今招かれるなら行きます。もし私が自分から行くなら、私がその費用を払います。でも招いてくれるなら、あなたが払ってください。あなたが私を招いたのなら、行かないことがあるでしょうか？それはあまり意味が通りません。」このように私の人生は祝福されています。私は全世界に出て行くことができます。通常は彼らが私の為にお金を払ってくれます。それに多くの良い証を得ることができます。
最近、私は妻と車でカリフォルニア州へ向かってカンザス州にある高速道路70号線を走っていました。もしカンザス州の高速70号線を知っているなら、何か読む本を持って行ってください。その周りには何も見るものはなく、荒野があるだけです。私はいつも冗談で言います、悪霊を追い出すと彼らは乾いた地をさまよいます、それはカンザス州です（笑）。その高速道路を走っていると、そこで「カンザス州、ドッジ市、出口まで7マイル」という看板を見ました。私はその看板を見て言いました。「あの看板が見えますか？」彼女は言いました。「見えますよ。」私は言いました。「あそこにある道はドッジ市に繋がっています。」彼女は答えました。「そうですね。」私は言いました。「ドッジ市で何が起きたか知っている？」彼女は言いました。「何ですか？」そして、彼女にさまざまな証を伝え始めました。それらのうちのいくつかの証を後でシェアします。すると彼女は言いました。「その証はもう知っています。」でも私は言いました。「それでもいいよ。素晴らしい証だから。それが好きなんだ。」そうして私は同じ証しをしました。それから、私は彼女に言いました。「ほとんどの高速道路を知っているから、地図は必要ないし、ほとんどの高速を何度も走ったことがあるよ。それでどの州の高速道路でも私は証を語ることができる。」あの道を行き、その出口を出て、あの町に行き、そこで、足の曲がった子供が癒されました。そこの町に行けば、そこでは癌を持っていた人が癒されました。そんな風に私は証を話すことができます。どの州でも、どの高速道路でも証を思い出せないようなところなどないと思います。私は最高の人生を歩んでます。
だから、電話が来て、「来てくれませんか？」と頼まれれば私達は行きます。私はいちいち祈らないことがあります。聖書に書いてあることなら祈りません。ただそれを行います。でも、いつ、そこに行くかなど、計画を立てることについては祈るかもしれません。でも行くことについては祈ることはしません。私は何処に行こうと気にしません。どの州であろうと、モーテル（ビジネスホテルのようなもの）は何処も同じです。今泊まっているホテルは古い建物なので好きです。私達が車で移動していて、自分で費用を払う時にはモーテル６によく泊まります。私は床で寝ようが気にしません。重要なのは私達のしていることです。私達が何処で寝ようが、何を食べようが、誰の周りにいようが、大切なことは何が達成されるかです。
じゃあ、神の癒しは贖いに含まれていることについて見ていきます。セッション3、24ページです。先ず、罪も病気も同じ木からの2つの実です。私達の抱える癒しに関しての問題のうちの一つはそれらを分け離そうとすることです。それらは同じ死という活力の源を持っていることを悟る必要があります。死が源です。その死から枝が出て、そのうちの一つは罪になり、もう片方は病気になります。単純ですね。それらは同じ活力の源を持っています。それは死です。そして、死というカテゴリーに当てはまるものは何でもサタンのカテゴリーに入ります。ですので、私達は罪も病気も始末します。「始末する」と言っても打ち負かす、打ち壊す、追い出すなどという意味です。聖書では罪や病気はいつも対になって書かれているのを見つけることができます。
詩篇103篇の2節にはこう書いてあります。「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。主は、あなたのすべての咎を赦し、あなたのすべての病をいやし、あなたのいのちを穴から贖い、あなたに、恵みとあわれみとの冠をかぶらせ、あなたの一生を良いもので満たされる。あなたの若さは、鷲のように、新しくなる。」6節にはこう書いてあります。「主はすべてしいたげられている人々のために、正義とさばきを行われる。」
詩篇103篇の2節、「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」と書いてあります。これを簡単に言うと、「神のしてくれた良い事をどれも忘れるな。」です。3節はその良い事が何であるかについて書いてあります。先ずこう書いてあります。「主は、あなたのすべての咎を赦し」。神はどれだけの私達の咎を赦してくれましたか？すべてです。神の赦さなかった咎はありますか？いいえ、ありません。何故なら、神の赦してくれなかった咎については何でも私達はそのために罰を受けなければなりません。そうですよね？でも、もしイエスが私達の咎を負ってくれたなら、私達はそれらの為に罰を受ける必要はありません。次にこう書いてあります、「あなたのすべての病をいやし」。神は私達のいくつの病気を癒しましたか？すべてです。では、神の癒さなかった病気はありますか？ありません。何故なら、イエスの負わなかった病気は、何でも私達は負わなければならないからです。そうですよね？神がすべての病気を癒さなかったなら、神が癒さなかった病気が一つでもあるなら、この聖書のことばは真実ではないことになります。ですので、もし神が私達のすべての病気を癒さなかったと考えるなら、どうして神が私達の咎をすべて赦してくれた、と考えることができるでしょうか？咎の赦しと病の癒しが同じ聖句の中に書いてあります。だから、私達は決断をしなければいけません。神はそれら2つの事を、すべてしたか、全くしなかったかです。
このように私達が白黒である、絶対的な考え方をし始めると、それが神の考え方であると分かってきます。そうです。神はえこひいきな考え方はしません。（ローマ2:11）神について理解しなければならないことは、神は完全であって、私達も完全であるためには、絶対的な考え方をして、そのように行動しなければならないということです。本来驚くべきことは、神は人と共に働くということです。（1コリント3:9、2コリント6:1）神は完全であり、完全であることを要求します。（マタイ5:48）神は、人間は完全でないことを知っていたので、その不完全さに解決策を与えてくれました。その解決策によって、私達が自分の不完全さにあって間違いを犯しても、神はそれを修正し、その瞬間から、私達は再び完全な者として神と共に働くことができます。ですので、神が私達の為に解決策を与えなければなりませんでした。それは神はいつも私達に完全さを要求しなければならないからです。もし神が私達に完全さを要求しないなら、それは完全である神の性質に反するものです。分かりますか？ですので、神は自身が完全であるために、私達にも完全さを期待しなければいけません。そして完全なことを語ります。
人々はよく言います。「新約聖書ではイエスは信仰から離れて堕落していく（救いから離れていく）人々のことについてほとんど言及しませんでした」。そもそも、それは神は最高に楽天家だからです。彼は人が一度このようなすばらしい神の約束を受けたら、誰がそれから離れたいと思うかと考えるからです。そうですよね？その約束からは普通なら誰も離れたいとは思わないと思います。神は、私達が間違えを犯した時のために解決策を与えました。でも、神は完全さを要求しなければいけませんでした。神は私達が完全な者として歩むことを期待しなければなりませんでした。もし私達が罪を犯したなら、私達には父の前で弁護する方がいます。（Iヨハネ2:1）ですので、私達は罪を犯しても、完全さに戻る道が与えられています。だから、神は私達が人生を歩む中で間違えを犯しても、私達を完全なものとして扱うことができます。それは私達の不完全さにもかかわらず、神が私達を通して人々を助け続けることができる完璧なシステムです。もし私達が間違えを犯して、「神様、立ち直る少し時間を下さい。」と言っても、「いいえ、あなたはもう終わりです。」と神は言う必要はありません。神は、私達に立ち直る時間を与えてくれます。
しかし、私達がイエスのことを知っている限り「どのような生き方をしても良い」というものが恵みであると言っているのではありません。それは恵みではありません。恵みは「私達は好き勝手何をして生きても良い」というものではありません。恵みとは「私達に神に立ち返る時間がある」というものです。それが恵みです。言い換えると、「あなたが間違えを犯しても、その為にあなたを責めて批判することはしません。今は正しく立ち直る時間を与えます」というようなものです。
6節を見てください。こう書いてあります。「主はすべてしいたげられている人々のために、正義とさばきを行われる。」もし私達が法廷に行くなら、2種類の裁判があることが分かります。裁判官による裁判と、陪審員による裁判です。私達は陪審員による裁判を飛ばして、直接裁判官による裁判を受けることができます。そして、裁判官は申し立てを聞き、そして、判決を下して、私達の運命が決まります。法廷では原告と被告がいます。被告は申し立てを受けた人です。原告は申し立てをする人です。私達が聖書を読む時には、聖書は法律的な視点から書かれていることに気がつきます。聖書がどれだけ司法的であるかは驚くべきものです。私達がこの地上の司法制度に従って、法廷に入るとします。例えば、私達が陪審員による裁判を飛ばして、裁判官の前に立つとします。裁判官は両者の申し立てを聞きます。原告は私達を非難します。そして、ある時点で、弁護する人である弁護士が立ち上がって、何故罰を受けるべきでないか、有罪に定められるべきでない理由を説明します。ここで聖書との関連が見えますか？そして、裁判官は、「それでは判決を下します。」と言います。そして、小さなハンマーのような物を手にして、数回机を叩いて、言います。「静粛に、では判決を下します。この法廷は、」何故「この法廷」なのでしょうか？それは、彼は法廷を代表するからです。その法廷は彼の権威です。彼は言います。「この法廷は被告に賛成します。」では、もし彼がそのように言うなら、それはどういう意味でしょうか？被告の正当さは証明されて、自由になりました。また、裁判官はこのように言うこともできます。「私達は被告の為にさばきを言い渡します。」では、彼が被告の為にさばきを言い渡すとはどのような意味でしょうか？被告が勝ったことですよね？裁判官は「私達は原告に反対してさばきを言い渡します。」とは言いませんでした。それに気がつきましたか？裁判官は決してそのようには言いませんでした。彼は、「私はあなたに反対して判定を下します。」とは言いませんでした。彼は、 「あなたの為に判定を下します。」と言いました。そうですよね？原告であろうと、被告であろうと、彼はその人の為に判定を下します。彼は、「彼らに反対して判定を決めません。」私は、「あなたの為に判定を下します。」と言います。
神はこの法廷の例と同じようにさばきを下します。これが神がこの6節の聖句でしたことです。昨日イエスはどのように行動したかを話したかを覚えていますか？彼は黄金律に従って生きました。その法則を宣べ伝え、それによって生きました。もちろん、時には御霊はイエスに特定の事をするように導いた時もありました。でも、私達がコンコルダンスで「導かれる」という言葉を調べると、新約聖書ではその言葉は2か3回しか使われていません。1コリント人への手紙には、偶像や神でない神々に導かれることについて書いてあります。（1コリント12:1）でも、私が話しているのは聖霊によって導かれることについてです。
マタイの福音書ではイエスは誘惑に遭われる為に聖霊に導かれて荒野に行きました、と書いてあります。（マタイ4:1）でも私達にはそのような導きは必要ありません。私達は自主的に勝手に誘惑に遭うために荒野への道を見つけてしまうことができます。それがイエスが誘惑に遭わないように神に祈りなさいと言った理由です。そうですよね？それは、もし私達が誘惑に遭う時には、誘惑に導くのは神でないのが分かるためです。（ヤコブ1:13－15）
それ以外で「導かれる」と聖書に書いてあるところはローマ8章14節です。こう書いてあります。「神の御霊に導かれる人は、だれでも神の子ども（息子達）です。」導かれることについて聖書の中に多少は書かれていますが多くは書かれていません。でも、聖書には聖霊に導かれた事例も書いてあります。イエスも御霊に導かれて特定のことを行ったことも書いてあります。でも、その時の導きは私達がいつも考えるようなものではありませんでした。常にあれを、これをするように導くようなものではありませんでした。何故なら、そのような導きにより歩むなら、行動の責任は、すべて導いた人が取ることになるからです。それなら、導かれた人の徳も、信仰も何も必要になりません。私達は何か気ままな感情や気持ちではなく、神の性格と性質に導かれることを学ぶべきです。いいですか？人々が気ままな感情に従う時には、大抵その人はたましいに従うことになるからです。彼らはこう言います。「イエスを証するようには感じません。今夜は、神は私がイエスを証するように導いてはいません。私はここからあなた達すべてのために祈っています。」。分かりますか？私達はこんな態度を受け入れるようになって来てしまいました。その原因は、私達は神のことばと一致する神の御霊による導きではなく、気ままな感情によって導かれることが導きであるという考えを受け入れてしまってきたからです。神のことばと御霊は一つなので、互いに一致します。（ヨハネ6:63、KJV 1ヨハネ5:7）ですので、聖書が何かをするように言っているなら、御霊がそれをしないように導いていると私達は言うことはできません。もし私達がそう言うなら、私達は他の霊に導かれていることになるからです。何故なら、聖書のことばと聖霊は一致するからです。
ですので、もし自分が導かれるか分からなかったり、導かれようと葛藤している人への答えは単純です。ただ聖書を読んで、そこに書かれていることを行ってください。聖書のことばを行うときに、導かれていることが分かります。どうしてでしょうか？それは神の御霊を持っていなければ、聖書のことばを行わないからです。それについての聖書箇所を上げます。この前にも説明したように、「（私が何か語る時に）、それはあなた（が語っているの）ですか？それとも、神の御霊（が語っているの）ですか？」と尋ねられる時には、私はこう答えます。「はい、そうです」。その答えを聞くと彼らは苛立ちます（笑）。ピリピ4:13にはこう書いてあります。「神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです」。ですので、私達が、癒しや肉の行いを殺すようなことを、つまり聖書的な事をしたいと考える時があります。そのようなことを願う時には、それは神の御霊がそれらを行うように導いています。分かりますか？それは私達ではありません。私達の考え方（知性）が神のことばに従って一新されるほど、神のことばを行いたいと願うようになります。それは私達の自己が小さくなり、神のみことばに対して議論しなくなるからです。ですので、私達の考え方が神のことばと一致すればするほど、私達の考え方は神のことばに従って一新されます。古い自分の考え方は少なくなり、私達はみことばと一致してきます。そして、キリストのようになります。キリストのようになればなるほど、神の御霊は私達を導き易くなります。これは聖書のことばを行うことにより起きます。
「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」と書いてある聖書箇所を覚えていますか？神は、私達に意志とそれを成し遂げる能力を与えてくれます。彼は私達に意志を与えておいて、それを成し遂げるための能力を与えないでおくことは決してありません。何故なら、もし意志だけ与えるなら、ひどい挫折感を引き起こすことになるだけだからです。私達は、よく自分の子供に彼らは何でも成し遂げることができると言います。そして彼らに、「大きくなったら、あなたはこんなこと、あんなことができるよ」と伝えます。でも、彼らが成長すると最終的には「いや、そんなことはあなたにはできないよ」と言います。それは彼らのうちに挫折感を与えるだけです。でも、神はそのようではありません。神は聖書のみことばを読んで、自分が誰であるかを見つけて、そのように歩みなさいと言います。そして、この聖書に書いてあることは、何でも行うことができます。私達は本当にその通りである事を知っています。過去に神がある事をするように導いてくれた時があります。でもその瞬間は本当に神からであるか半信半疑です。後で振り返ると、神であったことが分かります。私が今までしてきたことは、聖書を勉強して、そして、神の御心を神のみことばに見つけて、出て行って、それを行いました。その時にはいつも、「でも、これはただ単に私が願っているだけのことかもしれない。」という思いがありました。でも、私は出て行ってそれを行いました。そして、それらは実を結んできました。
私達はすべての事を成功に基づいて考えることはできません。そうですよね？聖書には私達が福音を宣べ伝えに行く町々で、ある人々は私達を受け入れないでしょう、と書いてあります。（マタイ10:14、ルカ10:10）ある町は私達を受け入れないかもしれません。現代の神学はこぎれいな考え方をします。それは、私達がある町に行き、多くのしるしや奇蹟を伴なって多くの群集を救いに導いて成功するべきである、というようなものです。でも、私達を受け入れない町もあります。だから、私達が全世界に出て行くという神の御心に従って、ある町に行って、そこで神の御心を行ったとしても、町の人々はなおも神の御心を行わない場合があります。彼らは福音を受け入れません。彼らが福音を受け入れないのを見て、その町を去る時に、よく私達は、「私は失敗しました。多くの人は集会に来なかったし、しるしや奇蹟も起きませんでした。」と考えます。そうではありません。その人々が福音を受け入れなかったのです。でもたとえ人々が福音を受け入れないとしても、私達は聖書に従って、しるしや奇蹟を行い彼らに神の国が来たことを証明することはできるべきです。町々がイエスを受け入れなかった時には、彼は、「もし他の町々がお前達の間で起こった力あるわざを見たなら彼らは悔い改めたであろう。」と言いました。（ルカ10:13－15）そうですよね？ですので、福音を受け入れなかった人々は、神による明らかなしるしや奇蹟を見たにもかかわらず福音を受け入れませんでした。それが彼らが罪に定められる理由です。彼らは、神のしるしや奇蹟を見て、神が明らかにそこにいることを目の当たりにしました。でも、神の国がそこにあることを見たのに、神の国は証明されたのに、彼らは神を受け入れませんでした。だから、彼らに弁解の余地はありません。でも、私達が福音をしるしと奇蹟を伴なって、くまなく宣べ伝えるまで（ローマ15:19）、彼らは、「私達は神がいるか確信できませんでした。何故なら、先週エホバの証人達がやって来て、戸を叩いて、彼らも神から遣わされたと話していました。そして、彼らもしるしも奇蹟も行いませんでした。どうして彼らよりもあなた達を信じなければならないのですか？彼らの方があなた達よりも聖書のみことばを良く知っていました。」と言い訳をする理由があります。だから、私達は神が私達と共にいるということを証明できなければいけません。そして、聖書ではいつも誰かが神が共にいると認められる理由は、その人の人生の中で起きるしるしと奇蹟です。そうですよね？私達は否応なしに、その事実を変えることはできません。私もただ聖書の真理を伝えているだけです。
では、詩篇103篇6節の法廷の制度の話しに戻ります。そして、その法廷の制度では判事は被告の為に裁きを言い渡します。裁きを言い渡すときには、それは勝利した側の為に裁きを言い渡すということです。彼らは自由になります。自由な人として、その法廷から出て行きます。6節に戻ります。「主はすべてしいたげられている人々のために、正義とさばきを行われる。」これはどういう意味でしょうか？この聖書箇所は真実ですか？聖書を信じますか？それに書いてあるすべての言葉を信じますか？そこに書いてあることは、そのままのことを意味しますよね？何も深く隠された意味はありません。この聖句には、「神はすべてのしいたげられている者のためにさばきを行われる」と書いてあります。数人だけの為ではありません。すべての人の為にです。そうですよね？天にいる神はそのような方です。考えてみてください。イエスは聖書を知っていたと思いますか？恐らくそうですよね？彼は肉となったことばでした。（ヨハネ1:14）なので、私は彼はみことばについてよく知ってたと思います。彼は実際に人々が聖書を書くのを聖霊により助けました。ですので、彼が聖書なら、彼は詩篇を知っていたはずです。彼はいつも詩篇から聖句を引用しました。私は彼が聖書を知っていたことを確信してます。だから、イエスは、この詩篇103章も知っていたので、次に説明していくような歩みをしました。
使徒の働き10章38節を覚えていますか？そこにはこう書いてあります。「それは、ナザレのイエスのことです。神はこの方に聖霊と力を注がれました。このイエスは、神がともにおられたので、巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者をいやされました。」イエスは誰を癒しましたか？すべてのしいたげられている者です。誰にですか？悪魔です。父なる神にしいたげられている者ではありません。彼らは天にいる神にしいたげられるのではなく、悪魔にしいたげられました。ですので、イエスの癒したすべての人達は、悪魔にしいたげられた人でした。そうですよね？父ではなく、悪魔がしいたげる者です。悪魔が病気や患いをもたらす者です。天にいる父ではありません。
でもある人は言います、「でも、旧約聖書には神があれや、これやいろいろなものを下したと書いてあります。」しかし、ヘブル語を見てみると、彼が、「私はあなたにこのようなものをもたらします。」「私はあなたの間にこのようなことを引き起こします。」と言う時には、神は実際には次のように意味していました。「私はあなた達の間に種蒔きの法則を働かせます。」
神は、古い契約の下では、人を堕落した者としてしか扱うことができなかったことを覚えていますか？でも、新しい契約の下では、神は人を本当に彼が願うように扱うことができます。新しい契約には存在しない障害が古い契約の下では、神と人との間にありました。古い契約下では人々が律法を破ったなら、彼らはその結果を刈り取りました。それは種蒔きの法則です。彼らが古い契約を破りその外に出るなら、その違反の罰を受けました。そうですよね？
神はそのような罰を毎回彼らの上に下す必要はありませんでした。彼は違反を犯した人は自動的に罰を受けるように律法を確立しました。それでもある人々は、「判事が私を牢屋に入れました。」と言います。それは違います。自分で犯罪を犯して、自分で自分を牢屋に入れることにしたからです。判事がすることはただ犯罪の上に適当な判決を下すだけです。もちろん、人間の判事は時には間違いを犯してしまうことがあるかもしれません。でも、今だけは完璧な世界を仮定して話しています。
神は、誰も地獄に送ることはしません。そうですよね？人々が福音を拒否することによって、悔い改める事を拒否することによって、罪の中に歩むことによって、自分で地獄を選びます。同じように、神は私達に病気やわずらいを与えることはしません。病気になる理由は、多くの場合、種蒔きの法則によります。何故なら、病気は様々なものがありますが、大半の場合、種蒔きの法則や私達の生活習慣などによって引き起こされます。私がダラスにいた頃に、テレビ番組に出演しました。番組の終わりにそれまでしたことのないことをしました。番組の人もその時には驚いていました。その番組の終わりに、彼らは私に訊きました。「聴衆たちの為に祈りますか？」。ですので、私は答えました。「もちろんです」。そして、私はテレビカメラに向かって言いました。「あなたが何処に住んでいても、ダラスの周りにいるなら、今このテレビ局に電話して、名前と住所を私達に教えてくれるなら、私は家まで行ってあなたのために祈ります」。それを聞いた彼らの驚いた顔を忘れることができません。彼らは、「信じられない」というような感じでした。その後30分間の間に彼らは何千もの電話を受けました。その後、6週間の間、私は一人で毎日家々を周って、人々の為に祈って周りました。大抵、一人の人から電話を受けましたが着く頃には20人位の人が集まっていました。私が来る事を知って集まってきたからです。でも、それは素晴らしい6週間でした。私は家々を周ることが好きです。
その6週間の間にある女性の家を訪れました。彼女の家に着いた時には、多くの人達が集まっていました。彼女は肺気腫を患っていました。それは彼女が喫煙していた為でした。私は決して肺気腫にはなりません。それに対しての恐れもありません。何故でしょうか？私は肺気腫になるようなことはしていないからです。もちろん、ただ敵の攻撃で病気になる時もあります。何もしていないのに、まるで事故のようにそのような病気になる場合もあります。でも、大半の病気は自分で自分自身にもたらされるものです。そのうちいくらかのものは過度による心配やストレスによって引き起こされるものです。ストレスに長い間さらされると私達の身体的な免疫システムは弱り、病気になります。心配は罪です。いいですか。心配は罪です。イエスに思い煩いをいっさいゆだねて、心配しないでください。（1ペテロ5:7）
私はそれを学びました。私は今まで人生の中で持っていた財産のすべてを3度失いました。すべてを、です。ある時にフロリダ州のペンサコーラにいました。すべての所有物が車の中にありました。それが私の持っていたすべての物でした。そして、そのすべてを失いました。それは長い話ですが、その車は何かの理由で牽引されてしまい、戻った時にはすべてがなくなっていました。そのようなことが3度私の人生で起きました。それで、私が得た教訓は何かわかりますか？それは、私はその3度も生き延びたことです。私はどこにいても、いつでも、いつも生き延びます。誰が私に何をしようとも、私は勝利します。それだけです。何故でしょうか？何故なら私は諦めないからです。いつか他の人々は諦めます。でも、私は勝利します。
私達が一度このような姿勢を見につけ、「すべてのものは神から来るのであり、神が共にいる」という確信を得れば、世界中の何処に行っても繁栄します。もしかしたら、いつもとは違うものを食べなければいけないかもしれません。でも、私は繁栄します。何故なら、神が私と共にいるからです。神が共にいて、神に信仰を持っているなら、誰もあなたを止めることはできません。いいですか。悪魔も、病気も、貧困も、お金も、何も私達を止めることはできません。私は収入の大きさに従っては生きません。ただ必要に応じて事を行います。その為に時には快適な経験もします。今回のように旅をする時には特にそうです。要点は何が起きようと私は前に進み続けるということです。誰も私を負かすことはできません。
私達は、このことを学ばなければいけません。これは単なる心構えではありません。何故なら、誰でも心構えだけなら持つことはできます。彼らはそのような信仰は気持ちが高まることだと考えますが、そうではありません。信仰は、気持ちが高まることではなく、落ち着くことです。神にあって落ち着く時に、私達は、「まったく、何が起きようと、嵐や、暴風や、洪水や、火や、何が起きようと、関係ありません。すべてが終わった時には、私はまだこの岩の上に立っています。」と宣言できるでしょう。
パウロはどんな状況にいようと満足するように言いました。でも彼は、「もしあなたが病気を抱えているなら、それを受け入れて、満足しなさい。」とは言いませんでした。彼は、「私は裕福でもあったし、貧困の中にもいました、卑しめられたこともありました。しかし、私は富んでいます。良いことも、悪いことにも遭いました。しかし、私はすべての中にあって、神は私と共にいることを知りました。ですので、私は何が起きようと、それを克服します。」（ピリピ4:10－13）と言いました。このような心構え、つまり、神がいつも私達と共にいるということを悟れば、何も私達を止めることはできません。私達が一度そのような心構えを身に着けるなら、それは素晴らしいことです。生きるか、死ぬかは関係ありません。そんなことは気にしません。使徒パウロはそのような心構えを持っていました。パウロが教会に次のように書いたことを信じることができますか？彼は、「聞いてください。私は今このまま死んで、主と共になろうかと思っています。しかし、あなた達は私を必要としていると思うので、このまま生きようかと思います。」と書きました。（ピリピ1:21－25）彼はこのようなことを手紙に書いている時には、牢屋につながれていました。その時パウロは打ち首になる直前でした。ローマの兵達はパウロを打ち首にすることを話している時に、パウロは座って、「少し、考えさせてください。今この地上を去る必要はあるだろうか？えーと、私はもう去りたいけど、まだあなた達は私を必要としているので、まだ生きて、地に留まることにします。」というように考えました。そして、恐らく兵士達は、「この男は気が狂っている。彼は自分がここですべてを仕切っていると考えている。」と考えていたことでしょう。そして、事実、パウロはすべてを仕切っていたことに気が付きませんでした。そして、伝統によるとパウロはすべてを成し遂げた後には首をはねられたと書いてあります。それは素早くこの世を去るには良い手段です。
他の多くの人々は拷問のような、もっとひどい死に方をしたことを私達は知っています。私達がヘブル書を読み、信仰の勇士達について話すなら、彼らのうち何人かはのこぎりで引かれ、剣で切り殺されたりしました。でも、ある箇所では、彼らは釈放されることを願わないで、さらにすぐれたよみがえりのために拷問を受けたとも書いてあります。これがどういう意味か分かりますか？それは、彼らは自由になることはできたけれども、あえてそれを選ばなかったということです。何故でしょうか？それは書いてある通りに、彼らはすぐれたよみがえりを得ることを望んだからです。（ヘブル11:33－39）これらのことについて、彼らの持っていた考え方について考えてみてください。彼らは、「もし私が神に願うなら神は私を救い出してくれます。でも、考えてみると、今ここで死ねば、よりすぐれたよみがえりを得ることができます。ですので、敵にベストを尽くさせましょう。」と考えました。彼らはこのような考え方を持って生きていました。
このような心構えは現代の教会には欠けています。それが一昔前の人達の書いた本などを読むのが好きな理由です。多くの神学者達を知っているかもしれませんが、彼らは実質的なものに欠けています。昔の人達が書いたものを読むと、それは私達の心を掴むものがあります。レイク氏の書物を読むと、その中には何か実際に人生で体験することによってしか得られないような真理を見ることができます。それが違いです。誰でも説教はできます。大半の説教はすでに誰かがすでに説教した事を繰り返しただけのものです。でも、私達は彼らの説教している事を聞いて、それは素晴らしい教えだと思います。それは違います。大半の場合、ある一人の人がそのことを説教して、その次の週にはそれを聞いた人達が同じことについて説教します。彼らは啓示を持っていません。彼らは真にその教えを理解しません。彼らはただその説教を聞いて、「これはいい話だ、献金を募ることができるだろう。」と考えて、それを説教するだけです。彼らは実質的なものを持っていません。私達が語ることを実践して生きる時には、その言葉には説得力が伴ないます。そして、たとえそれを聞いた人達には、それが今まで学んできたことに反対することであったとしても真実だと分かります。
それがこの教えを聞いたことのない人達が体験していることだと思います。それがこの教えを聞いている間に頭の中で、「これは私が今まで学んできたこととは違う。これは今まで教えられてきたものに全く反対するものだ。」と考える理由です。そして頭の中ではこう反論します。「いや、そうでもないかも…」でも、あなたの霊は言います。「そうです。それは聖書の教えです」。すると頭の中で「この聖書箇所はここと一致して、これを意味して…」という感じで考え始めると思います。何故なら、私は聖書のことばを間違って解釈していないからです。ですので、他で学んだ教義が聖書のことばに実際は反していることが分かってきます。それは私達の霊の言うことは正しいからです。私達の新しい霊は新生時に与えられました。それが私達の知性（考え方）が心と一致していかなければいけない理由です。その一致がこの教えを聞く事で起こってきたと思います。私達がしようとしていることは知性と心を一致させることです。
では、先ほどの続きに戻ります。使徒の働き10:38のイエスがすべてのしいたげられた人々のためにさばきを行ったことについてです。イエスは巡り歩いて良いわざを行い、悪魔に制せられるすべての人々を癒しました。どうやってイエスは悪魔に制せられたすべての人々を癒すことができたのでしょうか？それがどういう意味か分かりますか？それは彼の元にやって来た人を一人残らず全員癒したということです。もしその人が病気なら、彼は癒しました。聖書にはイエスは彼らをすべて癒したと書いてあります。何度も、「多くの群集がイエスの下に来て、イエスは彼らすべてを癒された」と書いてあります。（マタイ8:16、12:15、ルカ4:40、6:19）彼らのうちの数人だけを癒すことはしませんでした。彼は癒す人をいちいち選ぶことはしませんでした。それは彼にはそのようなことはできないからです。何故でしょうか？それはイエスは弟子達に、「ただで与えられたから、ただで与えなさい。」と教えたからです。それはどのような意味でしょうか？それは、いちいち選択しないで誰にでも与えなさい、と言う意味です。それは献金についての教えではありません。イエスは病人を癒し、死人をよみがえらせ、悪霊を追い出しなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい、と言いました。（マタイ10:8）彼はただで病気を癒して、悪霊を追い出して、死人を生き返らせるように言いました。それらは自由に、ただで与えられるべきです。
それが最初に祈り始めた頃に、私が格闘していたことでした。私は癒しを行うときに力んで、緊張していました。誰かの為に祈る時にはその人に手を置いて、力んで力を振り絞っていました。何故なら、私は癒しを引き起こそうと押していたからです。血管が浮かび上がり、顔は真っ赤になっていました。そのような癒し方は努力が要るものでした。顔が赤くなり、汗をかいていました。癒しが終わると、疲労していました。それは癒しを人々に向けて強引に押し出そうとしていたからです。病人にどうしても癒しを受け取って欲しいから、そうやって、力を振り絞って強引に押し出そうとしていました。以前は、そうやって人々は癒しを受取ると考えていました。
そこで私はある男の人をテレビで見ました。私は驚きました。その人は背が高くて、やせていて、バスケットボールの選手のようでした。彼は人々に、「こちらに来なさい。」と言い、そして彼らが近くにやってくると、「ただ私に抱きついてください。」と言いました。彼らがその人に抱きつくと、途端に彼らは倒れました。そして彼は、「今どのように感じますか？」と訊きました。その人はその瞬間に癒されていました。また、ある人々は彼に向かって歩いていきました。そして、彼もその人々に向かって歩いていき、彼らがぶつかるとその場で倒れ、癒されました。そしてある時は、彼は言いました。「私を見なさい。私の目を見なさい。私は、一体何が起きるのか？とは思っていません。ただこの油注ぎを受取りなさい。そうです。受取りなさい。」そして、その場でその人は癒されました。そしてまたある時は、彼はただ人の手を取って歩きました。そして、少し歩くと、「では今どのように感じていますか？」と訊きました。その人は、「何も感じません」と言い、彼は「それはいいことです。私も力も何も感じません。」と言いました。（それは感じることが重要なのではないからです。）そのまま手を取ったまま少し歩き、息を吹きかけました。その人はその場で倒れて起き上がった時には癒されていました。毎回そんな感じでした。何故でしょうか？それは、彼はいのちを解放するからです。私はそれを見ていて思いました。この癒しのやり方は簡単だ。バスケットボール選手がディフェンスをしていて、ガードのポジションについている時に足と手を動かして前後に動いているのを見たことがありますか？その癒しを行っていた人はまるでそんな感じでした。癒しが終わった時には彼はリフレッシュして、またいつでもスタートできる準備ができていました。「私もこうなるべきだ。」と思いました。彼を見て、「それが欲しい。その動きが欲しい。そのように癒しを行いたい」と思いました。そして次に癒しを行う機会があった時には、その人を真似ました。どうなったと思いますか？癒しは彼が行ったように起きました。
ある時私はデイビッド・ホーガンのビデオを手に入れて見始めました。そのビデオは私を勇気付けました。私は2週間の間それをソファー上で見ながら泣き続けました。妻は言いました。「一体どうしたの？ここに座ったままでビデオを見ながら動かずに泣き続けて。」それらのビデオが磨り減るまで見続けました。彼女はまた訊きました。「本当に一体どうしたの？」。そして私は答えました。「彼は僕の説教してきた人生を歩んでいる。僕もあのような人生を歩みたいんだ」。2週間位の間、彼のビデオを見続けて言い続けました。「あれが欲しい、あの度胸が欲しい、あの粘り強さが欲しい。あの何にも動じない力が欲しい」。
またこのことについて後で詳しく話したいと思います。少し話すと、ある時人々の前でデイビッドのふりをする機会がありました。その当時には人々は私について何も知りませんでした。まだテープやCDも何も出していなかったからです。私は説教する場所に向かう間に考えていました。「この人達は私について何も知らないから誰か自分の好きな人のように振舞える。彼らは私が真似をしていることにも気がつかないだろう。好きなように説教しても、彼らにはそれが真似をしていると気がつかないだろう。彼らは私が話すのを聞いたことがないから」。そして私は彼の真似をしました。彼のように話しました。何が起きたと思いますか？彼が行っていたことと同じことが起きました。最初に私がそれをした時には、私はただ真似をしていました。でも、その夜以降は真似をする必要はもうありませんでした。何故なら、今ではそれは私にとって現実だからです。一度それを経験したからです。一度経験すると次回からどのようにすればよいかが分かります。私は気がつきました。強く、大胆に、なればなるほど、私は力強くなり、その力は、より効果的に働きます。私はその力の限界をまだ見てはいません。未だにその限界に挑戦し続けています。
では、先ほど話していたことに戻ります。すべての悪魔に制せられている人々の為のさばきです。すべての人の為のです。神はこのさばきをイエスがやって来る前にダビデに神の御霊によって伝えたことを知っていますか？イエスはまだ地上にやって来てはいませんでしたが、神はすべてのしいたげられている人々の為にさばきを下しました。（詩編103:6）すべてのしいたげられている人の為に勝利と自由を宣言しました。ダビデに語られた、その瞬間にです。神自身が、ダビデに「神はすべてのしいたげられている人々のためにさばきと正義を行われる」と言った時にです。イエスが「読んだ」という言い方は好きではありません。でもイエスが地上でミニストリーを行っていた時に、彼はその聖書箇所を読んで、「ここで私の父はすべてのしいたげられている人々の為にさばきを行われました。だから、私の仕事はしいたげられている人々を自由にすることだ。」と考えました。神のことばはとこしえから天において定まっています。この聖書箇所はもう読みましたよね？ですので、神のことばが天で定まっているなら、そのみことばは確かに定まっています。神はすべてのしいたげられている人々の為にさばきを下しました。それは、神はすべてのしいたげられている人々は自由であると宣言したこということです。彼はどうやってそのさばきを実際に行いましたか？彼はイエスを遣わしました。イエスは死にました。始めにむちで打たれて、十字架に付けられました。そうですよね？それによって彼は代価を払いました。そして、しいたげられている者は自由になりました。ですので、イエスは地上にいる時には、巡り歩いて良いわざを行い、悪魔に制せられている人々をすべて癒しました。彼はすべての人々の為に死ぬという目的を成し遂げるつもりだったからです。イエスが癒しなどを行った時には、信仰によって行っていました。何故なら彼はまだ死んでいなかったからです。私が説明したように十字架の張り付け前の癒しや罪の赦しなど、すべてのことは信仰によるものでした。それはイエスはまだすべてを完了していなかったからです。でも彼はちゃんと代価を払い、しいたげられている人々の為に自由を買い取りました。それは事実です。確立された事実です。信仰が必要なものではありません。イエスが十字架に掛かったという出来事は聖書だけに書いてあることではなく、地上の歴史上にも記録されている事実です。イエスが死んで、よみがえったことは事実です。そうですよね？彼がよみがえった時に、すべては完了しました。その時点から、私達はすでに勝利した者として戦っています。勝利を得ようとしているのではありません。敵は私達の勝利の立場を奪おうとしています。それに気づかなければなりません。軍隊の専門用語で言うと、私達は優勢な立場を持っています。私達は山の頂上にいるようなものです。簡単にたとえると、イエスはヘリコプターで私達を山の頂上まで連れて来てくれました。だから、私達は有利な立場から戦っています。私達のする必要があることはただ敵をその山に近寄らせないようにするだけです。私達が優勢の立場を所持している時には、敵を近づけないことは簡単です。
聖書には「神はすべての虐げられている人々の為にさばきを行う」と書いてあります。ですので、イエスが現われた時には、彼は言ったことでしょう。「あなたは虐げられています。でも今はもうあなたは自由です。何故でしょうか？それは私の父がすべての虐げられている人々の為にさばきを行われたからです。彼はすべての虐げられた人々は自由になると宣言したからです」。でも反論する人は言います。「私は、神は虐げられている人を自由にしたとは思いません」。そうですか？古い契約の下では、神はそれを恵み（ヨベル）の年と呼びました。そうですよね？それは何でしょうか？それは将来にやってくるものの影でした。恵みの年は1年だけでした。しかし、イエスにあってはイエス自身が恵みです。私達は絶え間ない恵みの中にいます。永続する自由の中にいます。
ですので、私達はこの自由の中に生きています。それは、イエスは安息の年だからです。それは自由の年という意味です。人々が、「はい、私は束縛の中にいます。」と言うのは間違いです。その束縛は敵からの攻撃です。それでもその人が、「はい、そうです。私が敵に対して扉を開けたままにしたからです。」と言うなら、それでは法律的な視点で考えて見ましょう。一つのシナリオを例にして説明してみましょう。
あなたが家の扉の前に立っているとします。そして、家のすぐ側にある小さなコンビニエンスストアを見ます。そして、考えます。「少しだけそこまで走っていって、飲むものを買ってこよう。5分で戻って来れるから、いちいちその為に家全体を閉めて鍵をかけたくはありません。」。そして、あなたはドアに鍵をかけないで、出かけたとします。でも、強盗が木の陰に隠れていたとします。そして、あなたが去ったのを見て、出てきます。入り口の扉まで来て誰かが周りにいないか辺りを見回します。彼は扉をノックします。誰の応答もないので1分ほど待ち、扉のノブに手をかけて扉を開けようとします。そして、扉を開けて言います。「誰かそこにいますか？」。誰からの答えもないので彼は中に入ります。そしてカバンを掴み、銀のネックレスなど、あなたの持ち物を片っ端からバッグに入れます。そのようなことをしているうちにあなたが帰ってきます。ここで、もしあなたが（皮肉った意味で）善良なクリスチャンならこう言うでしょう。「私が扉を開けたままにしました。だから、あなたはここに入る権利があります。あなたの欲しい物を持って行ってください。私はこれで教訓を学びました。」。これがどれだけ間抜けなことか分かりますか？でも、現在の教会はこのような状態です。
イエスは私達を羊と呼びました。（ヨハネ10:1－27）だから、私達は彼は優しい人だと考えます。でも、羊はのろまで、盲目で、愚かな動物である事を知っていますか？イエスは優しくしようとしていたのではありません。私達は、「ああイエス様が、私達を小さな羊と呼んでいます。」と感動します。でも、私は彼は、「愚かな羊よ。」と言っていたのだと思います（笑）。これは少し言い過ぎかもしれません。でも、要点は分かったと思います。考えてみてください。あなたはそのような強盗は入ってきた時にはどうしますか？警察に電話しますか？もちろんそうです。でも、もしそれが愚かな人なら彼は警察が来るまでその場に立ったままでいるでしょう。
では、この強盗は家の中にいて、あなたは警察を呼ぶとします。もしあなたが彼を家から追い出すことができなければ、警察がそれをします。そうですよね？ここで考えてみてください。たとえ扉を開いたままにしたとしても、もし誰かがあなたの所有物に入るなら、それは侵入したことになります。何故なら、あなたは彼を招きもしなかったし、彼に向かって、「入ってきていいですよ。」とも言いませんでした。もしあなたが扉に鍵をかけずに、彼が扉を壊して入ってきたら、それは破壊行為と侵入です。もし扉を開けたままにしておいて、彼が入るなら、それは不法侵入です。これらの両方の場で、もし彼が家の中にいる間に、そこにあるものを持ち去ろうとするなら、それは窃盗になります。実際には住居侵入は建物侵入よりも重い犯罪です。住居侵入をするよりは建物侵入をした方がまだ罰が軽いです。恐らくこんな法律のことはここで話すべきことでないと思います（笑）。居住地への侵入は誰かを傷つける意図があってのものと見なされるのでより危険で重い犯罪です。それに加えて、それは会社ではなく個人の資産への侵入になるからです。それらはすべて犯罪です。分かりましたか？
そこで警官がやって来て言います。「強盗に家の中にいて欲しいのですか？」あなたは答えます。「もちろんそんなわけありません。」。彼は言います。「わかりました。でも、あなたは扉を開けたままにしておきましたか？」。あなたは答えます。「はい、開けたままでした。」。それに対して警官は言います。「そうですか、すみませんがそれなら、あなたが扉に鍵をかける事を学ぶまでは、私達には何もできることはありません。」。警官がそのようなことを言うはずがありませんよね？もし彼がそのようなことを言うのなら、そんな警官のことを警察に通告するべきです。そうですよね？何故なら私達は強盗をそのまま見放しておくことなどしないからです。
強盗にその場にいて欲しくなければ、去るように命令します。そして、彼は去らなければなりません。たとえ私達が扉を開けておいたとしてもです。わかりますか？昨日私達のからだは私たち自身のものでない、と言った事を覚えていますか？私達のからだは代価を払って買い取られてキリストのものとなりました。（1コリント6:19）私達にはそのからだを何者にも明け渡す権利はありません。私達には悪魔を招く権利はありません。それは私達の権利ではありません。私達は私達自身のものではありません。私達はイエスに属する者です。イエスは悪魔を招くと思いますか？私達はイエスの所有物です。もし彼の奴隷のように考えたいなら、そのように考える人もいるかもしれません。でも知っていましたか？古い契約の下でも、律法を読めば分かりますが、奴隷を打つなら、その人は奴隷の主人を打ったとみなされて、責任を取り殺されなければなりません。これについて考えてみてください。それなのに私達はいつも敵が私達を攻撃できるような、霊的に聞こえる細かい理由を勝手に作り出します。私達がいつも忘れていることはこれです。悪魔は始めから犯罪者だということです。（ヨハネ8:44）彼は私達の家に侵入する前から、犯罪者だということです。あなたが何をしようが関係ありません。
私が話していた肺気腫を伴なっていた女性についてのことですが、いつだったかは忘れました。でも、彼女は呼吸機器を付けていて、その音はまるでダースベーダーのようでした。そして彼女の為に祈りました。彼女はその機器を外しました。彼女はとても興奮していました。完全に癒されていました。私がそこにいる間に彼女は癒されたのを見ました。彼女は何年もの間呼吸をすることができませんでした。でも彼女は呼吸できて、自由になりました。私は残りの20人の為に祈り、それが終わった時に、私は彼女を探しました。私は訊きました。「彼女は何処ですか？」。彼らは言いました。「彼女は外にいます。」。そして、私が家の表に出た時には、彼女はそこで喫煙していました。私は彼女に言いました。「あなたは今は自由です。何をしてるんですか？」。正直に言って、私は苛立っていました。それは彼女の人生ですが、彼女に言いました。「私がその病を癒しました。」。彼女は言いました。「でも、喫煙は楽しみなんです。」。そして、私は言いました。「じゃあ、またやって来る肺気腫を楽しんでください。何故なら、それはまたやって来るからです。私はあなたを自由にすることはできますが、もしあなたがまた昔の癖に戻り続けるなら、それはまた戻ってきます。」。
彼女は癒されました。でも誰かが言うかもしれません。「彼女は呼吸機器を付けているのを見ました。彼女は癒されなかったのですか？」。いいえ、彼女は癒されました。でも、彼女は同じ習慣に戻り続けたので、より悪い者がやって来ました。そして、もし彼女が変わらないなら、彼女は死ぬでしょう。私の話そうとしている要点が分かりますか？私達は誰でも自由にすることができます。でも、私達は彼らを自由のうちに保っておくことはできません。いいですか？私達は神の国を彼らに持ってくることはできます。古いことわざがあります。私達は馬を水場まで連れてくることはできますが、それに水を飲ますことはできません。それは同じことです。私達は人々を自由にすることはできますが、自由にしておくことはできません。
